作品解説
迫力の15号大サイズで贈る、自然の生命の循環を荘重華麗に描き上げた、東山芸術の傑作
『行く秋』 文化勲章受章 東山魁夷
彩美版® プレミアム
■原画所蔵 長野県信濃美術館 東山魁夷館
■監修 東山すみ
秋深い林の中を落葉を踏んで歩く。楓の黄葉が地上に織り上げた金色のタペストリー。
行く秋は淋しいと誰が言ったのか。
私が見出したのは、荘重で華麗な自然の生命の燃焼である。 東山魁夷
美しい風景を求めて終生写生の旅を続けた現代日本画の巨匠、東山魁夷。静謐で詩情あふれる風景画の名作を数多く残し、我が国を代表する風景画家としての地位を揺るぎないものとしました。
このたびご案内いたします『行く秋』は、自然の生命の循環という厳粛なテーマを、荘重華麗に描き上げた円熟期の傑作。
秋深い林の中、まばゆいばかりに散り敷かれた楓の葉は、金色のタペストリーのような輝きを放っています。「行く秋は淋しいと誰が言ったのか。」と語る画伯の言葉にもあるように、その情景は、冬を越し、春の芽吹きを予感させる自然の生命の燃焼であり、力強さを秘めています。
東山魁夷82歳、自身の姿を重ねつつも、なおも飽くなき創作意欲で描き上げたこの傑作が、東山家の正式なご許可と厳正なご監修のもと、数々の巨匠作品を手掛ける共同印刷(株)の新工芸技法犧免版®プレミアム”『行く秋』として完成いたしました。
高精細のデジタル加工処理技術を施した高精度プリントに、UVカット加工の高級アクリルガラスを貼合することで、複雑な諧調で描かれた黄葉の色彩の美しさを引き出し、また枯葉を踏んで歩く時の沈み込むような感触さえ感じさせる、燃えるような秋をより魅力的に表現しています。
ぜひこの機会にご愛蔵賜り、お手元で心ゆくまでご鑑賞くださいませ。
- 東山家の監修の証として、画面右下部にATELIER KAII HIGASHIYAMAの認証が入ります。
- 額裏に著作権者の承認印と、限定番号が入れられた奥付証紙が貼付されています。
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作品詳細情報
品番 |
AR-HK100 |
作品名 |
行く秋 |
作家名 |
東山魁夷 |
技法 |
彩美版(R)プレミアム |
画寸 |
45.9×65.2cm |
額寸 |
63.9×83.2cm |
重量 |
約5.3kg |
額縁 |
特注銀泥プラチナカラー木製額・ハンドメイド浮き出し加工 |
監修 |
東山すみ |
証明 |
監修者承認印が額裏貼付の奥付に押印され、ATELIER KAII HIGASIYAMAのマークが画面右下部に入ります。 |
原画所蔵 |
長野県信濃美術館 東山魁夷館 |
解説 |
松本猛(美術評論家、長野県信濃美術館 東山魁夷館前館長) |
限定制作 |
350部 |
発行 |
共同印刷株式会社 |
納期 |
受付後1〜3週間前後 |
作家プロフィール
明治41年 横浜に生まれる。
大正15年 東京美術学校日本画科に入学、特待生に選ばれる。
昭和 6年 東京美術学校日本画科を卒業、結城素明に師事し雅号を魁夷とする。
昭和22年 「残照」を描いて以来、風景画として立つことを決意する。
昭和25年 「道」によって画壇および社会的に認められるようになる。
昭和31年 第11回日展出品作「光昏」により、日本芸術院賞を受賞する。
昭和44年 文化勲章を受章する。
昭和51年 ドイツ連邦共和国功労大十字勲章受章。
昭和55年 唐招提寺障壁画を完成。
平成 2年 「行く秋」制作。長野に東山魁夷館開館。
平成11年 逝去、享年90。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。
平成28年 7月、九州国立博物館で「東山魁夷 自然と人、そして町」展開催(9月、広島県立美術館に巡回)。