作品解説
国民的画家の原点ともいえる記念碑的名作が、臨場感豊かに甦りました。
東山魁夷『道』
文化勲章受章の栄誉に輝き、勲一等瑞宝章を授与されるなど日本の美術史に輝かしい足跡を残した東山魁夷。
詩情豊かな景色、深い精神性を宿した不朽の名作「道」が作品誕生から70周年を記念した特別限定版美術作品として制作されました。
■東山魁夷「道」誕生70周年記念
■著作権承継者の正式許諾・承認印を押印
■東山魁夷至高の色彩を克明に再現
■かつてない臨場感を実現した「浮き出し加工」額装
■ 限定制作500部
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自然の美しさを静謐に描写する風景画で没後20年余経った現在においても多くの人々に愛され続ける東山魁夷。本作品「道」は1950年、第6回日展への出品作。この年、多くの人々の共感を得て画壇的にも社会的にも認められることになった初期の名作にして、東山芸術の代表作です。青森県八戸の種差海岸で描いたスケッチを、極端に単純化された構図や色彩をもって新たに構成することで自分の心象を風景に投影し、東山魁夷の芸術性の最も繊細で最も核心に触れる部分のみを抽出。長い期間をかけてこつこつ積み上げるように仕上げた、まさに原点というべき作品です。
著作権承継者の正式許諾のもと高度な先端技術を駆使して忠実に再現
東山魁夷「道」は、灰色、青緑色、水色という、3色の対比に考慮された、中央の道、左右の叢や丘、狭くとられた空に至るまで、原画さながらの多様な色彩や色調を再現。さらに作品の壮麗さを引き立てる銀色高級仕上げ木製額にお納め致しました。厚みのある風格の「浮き出し加工」は和洋問わず、空間を格調高く彩り、これまでにない臨場感をご堪能いただけます。 描かれた上り坂の一本道は、鑑賞する私たちの進む前途や希望と重なり、自分自身を奪いたたせ、また内観させる問いかけをしてくるようです。
東山魁夷の色彩美を引き出す先端技法
本作は、作品の繊細な色合いや鮮やかな発色を効果的に表現するために生み出された新感覚の技法で制作。
先端のデジタル加工された画を、美術鑑賞用の高級アクリルガラス（UVカット）に貼り合わせました。
光沢感のある表面は作品をより美しく華やかに彩り、さらなる奥行き感を生み出します。
作品詳細情報
| 品番 |
AR-HK107 |
| 作品名 |
『道』 |
| 作家名 |
東山魁夷 |
| 技法 |
彩美版(R)プレミアム |
| 画寸（約） |
縦65.2×横49.3cm |
| 額寸（約） |
縦83×横64.5×厚さ3.4cm |
| 重量 |
約5.5kg |
| 画素材 |
特殊光沢紙、アクリルガラス |
| 額装 |
特注浮き出し加工木製額（シルバーフレーム／背面メタリック梨地） |
| 許諾 |
東山魁夷著作権承継者 |
| 証明 |
東山魁夷著作権承継者の承認印を額裏添付の奥付に押印 |
| 解説 |
松本猛（美術評論家、長野県信濃美術館 東山魁夷館前館長）による解説書付 |
| 限定制作 |
500部 |
| 発行 |
共同印刷（株） |
| 納期 |
受付後10日間前後
（納期のご質問・ご要望等承ります。） |
作家プロフィール
明治41年、横浜に生まれる。昭和6年、東京美術学校日本画科を卒業。雅号を魁夷とする。昭和25年、「道」を制作。本作品によって画壇及び社会的に認められるようになる。昭和31年、第11回日展出品作「光昏」で、日本芸術院賞を受賞。昭和44年、文化勲章受章、文化功労者として顕彰される。昭和55年、唐招提寺壁画を完成。平成2年、長野に東山魁夷館開館。
平成11年、逝去。享年90。従三位勲一等瑞宝章を追贈される。パリで東山魁夷展開催。平成17年、香川県坂出市に東山魁夷せとうち美術館開館。千葉県市川市に東山魁夷記念館開館。平成30年、京都国立美術館、国立新美術館で「生誕110年 東山魁夷展」開催。
