作品解説
真筆自画賛『六字名号』半切立
仏画師 高垣康平
世界で活躍する仏画師が、人々の日々の平安を願い一心に合掌する童子の姿とともにしたためた尊き六字の御名号。
拝するたび、唱えるたびに心に深いやすらぎをもたらすことでしょう。
■世界的に活躍する仏画師による真筆作品
■高級緞子をふんだんに用いた格調高い佛式表装
■作家直筆題字・署名・落款入り桐箱を特別謹呈
真宗大谷派の僧籍をもち、三十六年にわたり心に響く仏画を描き続ける高垣康平師。国内のみならず、ニューヨークやパリなどでも個展が開催され、世界的な仏画師として名を馳せておられます。このたびその高名な画僧の得難い真筆自画賛をご提供できる運びとなりました。
心をこめてしたためられる書は「南無阿彌陀佛」―。人々の心を照らす有難くも尊い教えを、温厚篤実な人柄がそのまま表れたようなのびやかで瑞々しい筆致で表しました。そして書とともに描かれるのが、蓮の蕾を思わせる小さな両手を合せ一心に祈る無量童子。「無量童子」とは、慈愛あふれる童子の姿をした仏さまのことで、たくさんの人々に支えられ、たくさんの仏縁をいただいているという、師の心そのものを表す存在です。画面には極楽浄土の象徴である蓮の花がやさしい薄紅色をたたえ、童子を見守るように咲き誇ります。
人と人のつながりの大切さを伝える無量童子と、広大無辺な阿弥陀如来の力を表した六字の名号。僧籍者ならではの深い悟りの境地から揮毫されるありがたき本作は、一日一日をより良く過ごすための大切な気づきを与え、拝するたび、唱えるたび、心は深いやすらぎに満たされます。
高垣康平師の貴重な真筆になる『六字名号』は、日常掛けのみならず大切なご仏事にもふさわしい、箔入り金襴緞子を用いた佛式表装の掛軸にお仕立て。
このたび、作家直筆題字と署名入り特製桐箱をお付けいたしました。ぜひこの機会にご愛蔵賜りますよう、心よりおすすめ申しあげます。
作品詳細情報
品番 |
AK-GH02 |
作品名 |
真筆自画賛『六字名号』半切立 |
作家名 |
高垣康平 |
技法 |
真筆 |
本紙 |
紙本 |
画寸 |
119.7×34cm |
軸寸 |
186.5×48.4cm |
表装 |
本仏表装、外廻し:切文入り花紋金襴、一文字廻し・風帯:唐花文金襴、軸先:木軸 |
収納 |
直筆題字・署名・落款入り桐箱 |
備考 |
※作品は一点一点手描きのため、お届けの作品は写真のものとは微妙に異なります。 |
納期 |
受付後1週間前後 |
高垣康平 略歴
1935年 岐阜県生まれ。
1984年 中国の南京芸術学院にて中国画を学ぶ。
1985年 得度し、真宗大谷派僧侶となる。
1986年 初の仏画展を開催。
1992年 名古屋御坊新聞にて「絵と聖典のことば」一年連載。
1993年 曹洞宗出版部「禅の友」に挿絵連載。
2020年 85歳を迎え円熟した制作活動を展開。
個展
〔国内〕/広島呉市立美術館・全国有名百貨店など多数。
〔海外〕/1995年、ホノルル・ハワイ日本文化センター。1997年、フランス・マルセイユ国際会議場招待展。1998年、ワシントン日本大使館。1999年、パリ・日仏文化センターなど多数。