作品解説
激動の歴史を刻んだ
壮大なシルクロードの名作が甦ります。
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文化勲章受章
平山郁夫『絲綢の路 パミール高原を行く』
文化勲章受章の栄誉に輝き、ユネスコ親善大使、東京藝術大学長などを歴任し、芸術面のみならず広く社会へ貢献された現代日本画の巨匠、平山郁夫画伯。
平和の祈りを画業に託し続けた平山画伯が生涯のテーマとしたシルクロードの記念碑的作品を著作権者による正式承認のもと真正忠実に再現。
■平山郁夫生誕90周年記念
■著作権者の承認印・限定番号入り
■金泥仕上げの豪華高級額装
■限定制作300部
シルクロードのキャラバンに託す、平和への祈り
玄奘三蔵の歩んだ道を追い求め、一九六八年に初めて現地を訪れて以降、150回以上にわたり取材のためシルクロードへと足を運んだ平山郁夫画伯。集大成というべき《大唐西域壁画》を2000年12月31日という一つの時代の終わりに描き終えた翌年九月、第八六回院展に出品したのが『絲綢の路 パミール高原を行く』です。平山画伯は日本文化の原点となる仏教を運んだシルクロードを描くことを通して「日本人の精神・文化とは何か」、ひいては自身が「なぜ生まれ、なぜ生かされているのか」を問い続け、同時に平和であってこそ東西交易が可能となることから、「シルクロードを人々が辿っていること自体が平和の象徴」と語り、仏教を伝えた玄奘三蔵が歩んだシルクロードを平和への祈りを込めて描きました。
本作では、標高4000メートルを超える険しい山道を行くらくだに乗った一行が描かれています。一歩一歩踏みしめるようにすすむ後姿からは、厳しい道のりが感じられる一方、背景の青い空と白い山、乾いた土の様子は、思いのほか全体の印象を明るく感じさせ、未来に向かって歩みゆく前向きな気持ちや希望が垣間見えるような気がします。
作品詳細情報
品番 |
AR-HI120 |
作品名 |
絲綢の路 パミール高原を行く(しちゅうのみち ぱみーるこうげんをゆく) |
作家名 |
平山郁夫 |
技法 |
彩美版(R)・シルクスクリーン手刷り |
用紙 |
版画用紙 |
画寸(約) |
縦34.1×横72.7cm |
額寸(約) |
縦54.5×横93×厚さ5.5cm |
重量(約) |
5.7kg |
額装 |
特製木製額縁金泥仕上げ |
監修 |
公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館 |
証明 |
著作権者の承認印・限定番号入り証紙を額裏に貼付け |
解説 |
谷岡清氏(美術評論家、NPO法人美術教育支援協会理事長) |
発行 |
共同印刷株式会社 |
限定制作 |
300部 |
納期 |
受付後1〜2週間前後
(納期のご質問・ご要望等承ります。) |