作品解説
珠玉の絵画芸術
歴史ある三井寺を讃える鮮烈な色の秋景色
『三井寺錦秋(みいでらきんしゅう)』清水 規作
■自然が彩るさまざまな情景を心で感じ、日本の四季折々の彩りを鮮やかに画面に播きだす、新進気鋭の日本画家・清水規(しみず
のり)。その作品は香林寺や善光寺にも収蔵され、見る人の心を魅了します。清水画伯の繊細なタッチと透きとおるような色彩で描かれた『三井寺錦秋』は、貴方様の心へそっと日本美の真髄を運んでくれることでしょう。
■三井寺は正式名称を長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といい、近江大津京ゆかりの古刺であり、琵琶湖を見下ろす大寺として長い歴史を築き上げてまいりました。近江八景の「三井の晩鐘」は、「残したい日本の音風景100選」として広く知られております。また、観音堂は西国三十三箇所観音霊場の第十四番札所として、古くから多くの人々に篤く信仰されております。
■画面のモチーフになっております重要文化財・三重塔は、慶長二年に豊臣秀吉によって伏見城に移築された大和の比蘇寺の塔を、慶長五年に徳川家康が三井寺に寄進し建立したものです。由緒ある建造物を今も昔もかわることのない美しい自然の燈きが包み込み、画面上で見事な調和を醸し出しております。清水画伯ならでは筆致で描かれた珠玉の絵画芸術です。
■作品は、高精細なシルクスクリーンのうえに作家自らが手彩を施した逸品。手彩ならではの色彩の厚みが画面に臨場感をあたえ、独特の深い味わいをお楽しみいただけます。作家自ら一枚一枚丁寧に筆致するため、制作が限られます。そのため限定部数が75部と少なく、希少価値の高いオリジナル複製画といえます。十二号大の迫力の画面サイズで、品格ある金泥の特製額に納められた存在感のある作品です。
これほどの内容で30万円を切った価格は、たいへんお値打ちでございます。この機会にぜひ、珠玉の絵画芸術を貴方様のお気に入りの空間にお飾りいただき、至福のひとときをお過ごしください。
手彩色版画とは
手彩色版画とは、清水規画伯ご自身の手により、シルクスクリーン印刷の上から、丁寧に手彩を施して完成させたオリジナル複製画です。清水画伯の繊細な筆致と岩絵の具の質感までも臨場感豊かにお楽しみいただけます。
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作品詳細情報
品番 |
AR-SZ03 |
作品名 |
三井寺錦秋(みいでらきんしゅう) 限定部数/75部(作家直筆サイン・落款・通し番号入り) |
作家名 |
清水 規(しみず のり) |
技法 |
手彩色版画(シルクスクリーン・ミックスドメディア併用) |
用紙 |
版画用紙かきた |
サイズ |
縦47.6cm×横65.1cm |
額寸 |
縦73.2cm×横89.3cm |
額縁 |
天然木金泥特製額 |
重量 |
約7kg |
制作工房 |
K.T.M.Printers |
納期 |
受付後3週間前後 (納期のご質問・ご要望等承ります。) |
作家プロフィール
清水 規略歴
1962年 東京生まれ
1988年 創形美術大学を卒業
1989年 個展開催(銀座松屋)
1991年 個展開催(新宿伊勢丹)
1994年 「東京セントラル美術館日本画大賞展」招待出品個展開催(松坂屋本店)
2000年 個展開催(銀座松坂屋)東美アートフェア(東京美術倶楽部)
2001年 個展開催(岡山天満屋、日本橋三越本店)
2005年 善光寺(長野市)に〈戸隠雪景〉四曲半双屏風を奉納
「善光寺奉納記念 清水規日本画展」開催
2006年 個展「日本の彩り 清水規日本画展」開催
2010年 個展開催(日本橋三越本店、高松三越、仙台三越、松山三越、福岡三越)