作品解説
京都画壇の中にあって、近代日本画史にひときわ燦然と輝きを放つ橋本関雪画伯。山水画をはじめ動物・人物・花鳥画と、全ての分野において卓越した作品を数々残し、パリで開催された日本美術展に出品、レジョン・ド・ヌール勲章を受章するなど、海外でも高い評価を得た巨星です。
2003年は関雪画伯(明治16年生)の生誕120年にあたります。
ご案内いたしますのは、関雪画伯の名作『玄猿』。昭和8年、第14回帝展に発表され大きな反響を呼び、文部省買い上げとなり、現在は東京藝術大学美術館所蔵の名品です。画伯は日本に野生しないテナガザルを飼い、その姿を緻密に写生。新鮮で体温さえも感じさせる名作が創りあげられたのです。画伯は猿を題材とした多くの傑作を残していますが、そのうちの一作は2001年、オークションで予想を大幅に上回る3,200万円で落札。今も変わることのない、絶大な人気を窺い知ることが出来ます。
この関雪画伯の名作『玄猿』が、文化庁指定「浮世絵木版画彫摺技術保存協会」所属の名匠二人の手により精緻に甦りました。飾る場所にあわせて額装・軸装どちらでもお選びいただけます。貴家の家宝としてお手元にてご愛蔵・ご鑑賞くださいませ。
作品詳細情報
品番 |
AK-KN01 |
作品名 |
玄猿 |
作家名 |
橋本関雪 |
技法 |
木版画 |
サイズ |
縦41cm×横47.3cm |
額・軸寸 |
縦135.5cm×横66cm |
納期 |
受付後3週間前後 |
作家プロフィール
1883(明治16)年 神戸市生まれ。片岡公曠、竹内栖鳳に師事。
1915(大正 5)年
第10回文展で特選。
1931(昭和 6)年 シュバリエ・ド・レジョン・ド・ヌール勲章受章。
1933(昭和 9)年
帝室技芸員。
1945(昭和20)年 没。